SKI journalにおいても、次号から5号に渡る特集が組まれます。
日本全国のappleストアで開催される上映会を前に、当フェスティバルでの先行試写会が決定!
世界で最もメディア、ジャーナリストに対して厳しい国、イラン。(イラン・イスラム共和国:ISLAMIC REPUBLIC OF IRAN)
イランは厳格なイスラム信仰国であり、飲酒はもちろん、酒類の製造や持ち込みも法律で禁止されており、飲酒で死刑判決も出た判例もある。
イスラムからの離脱や異宗教の信仰があった場合、死刑に処される可能性があるほど、世界で最も信仰心と死刑執行率の高い国である。
女性に対してはヒジャーブが強制されており、行動、性行為、恋愛などの自由も制限され、異性に肌を見せる事さえも法律に触れる。
2011年末から世界中を騒がせたウラン核燃料問題、イギリス大使館襲撃〜閉鎖、新型ミサイル発射、核開発に関わった科学者の暗殺。
世界を脅かすイランの国勢に対し、アメリカ海軍空母、イギリス海軍空母をアラビア海、ホルムズ海峡に配備し、イランの銀行を凍結。
日々、悪化する情勢により、国際的ジャーナリストでさえもイラン入国ビザの発行は不可能に近く、そのイランにカメラ機材を持ち込んで撮影に挑む事は、自殺行為以外の何物でもでもない。
信じ難い事に、日本のフォトグラファー辻 和之とプロスノーボーダー高田 昭義が、ロイターやBBCでさえも入手困難だったイランへのビザを取得。
今作は、開戦が危惧される情勢の中、公式メディア世界初とも言えるイラン3,800mという未開のピークへ挑戦した命懸けの記録である。
辻 和之
スキージャーナルの表紙を飾るプロスキーヤーでありながら、自ら経営するタイ料理アジアン雑貨の買い付けの傍ら、世界各国の辺境を旅し、その旅先に生活している。
どんな環境でも強く楽しく生きる人々のありのままの日常を映し続けるフォトグラファー。
イランが国家の緊迫の中、多くの撮影機材を持ち込み、エマームホメイニー霊廟内部や革命記念日の撮影に成功。
スパイ容疑での拘束、軟禁、海外での潜伏などを経て、イランの知られざる現状を持ち帰った。
2013年、イランで撮影されたドキュメント写真集「ISLAMIC BLUES.」を出版予定。
辻 和之 オフィシャルサイト:www.on-the-earth.net
MADBUNNY オフィシャルサイト:www.madbunny.net